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ABOUT
私は高校1年の2016年9月から1年間、米国のチョート・ローズマリー・ホールに留学致しました。
留学先で、日本とそのサブカルチャーに興味を持つ人がとても多い印象を受けました。話を振られると出てくるのはアニメや漫画、ラーメンや寿司などで、それはそれで楽しかったのですが、どこか違和感があったのも確かに覚えています。実際の日本を知る人は
少なかったように思えます。
帰国後の2018年3月、 東日本大震災が起きてから7年、3月11日が近づくにつれて連日報道されるその日をテレビで見ていて、
関東に住んでいる私たちにはずいぶん昔のことのように思われるその災害に、東北が本当に復興したのかが気になり、思い立って
宮城県石巻市に行ってみました。
現地で津波に押し流された地区を見ると、復興と呼ぶにはまだまだだと感じ、そして記憶の風化が著しいことに懸念を抱きました。さらに、外国人への震災の説明もあまりなく、現地で通訳を求められ、外国語への対応の必要性を感じました。
日本に興味を持つ外国人にサブカルチャーだけではない日本を、被災地の現状を知ってもらいたい。そして私たち日本人高校生は
将来を担う者として対峙すべき「影」の存在を認識するべきではないか。被災地に貢献する為に何か出来ることはないかと考え、
この「Choate-Kaisei Exchange Program」を企画致しました。
この活動をまとめた本冊子をぜひ一人でも多くの方に読んでいただければと願っております。
Choate-Kaisei Exchange Program 2018 責任者 久野 凌
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